わたしの愛する人
随分更新していなかった。去る3月、わたしの愛する人が空へ旅立ってしまった。
これに関して記事にするかどうかで一ヶ月もの間悩んでいたが、結局思いついた文章(の切れ端のようなもの)が頭から離れないので書くことにした。これは誰のためでもなく自分のために、自分が彼女を喪ったこれからの人生を生きていくために必要不可欠なこと、かもしれない、と思ったので。
彼女は37歳という若さで突然旅立ってしまった。家族といっても過言ではないくらいに近しい存在だった彼女は、正しくいえば姉の小学校からの親友だった。四つ違いの姉と大変仲の良いわたしは、当然幼い頃から彼女とも会う機会が多かった。よく家に来ていたし。
こんな説明しかできないのがもどかしいけれど、彼女は常に頑張っていた。それはもうめちゃくちゃ頑張って生きていた。10代から30代前半まではファイターといって良かったかもしれない。音楽がとてもすきで、音楽イベント等を作り上げる会社に長い間勤務していた。
わたしがセラピーを学び始めたとき、彼女は東京・新宿に住んでいて、週1で東京の学校へ通うわたしを快く泊めてくれていた。今思うと、かなりの頻度で行っていたにも関わらず毎回合鍵を貸してくれて、最初の頃は方向音痴なわたしのために、仕事で疲れているだろうに新宿駅まで迎えに来てくれていた。
そんな日々が結構続き、その間にわたしたちはこれまで以上に仲良くなった。深夜酔っ払って帰ってきた彼女に着替えるように促して布団まで引きずったこともあれば、近所のレストランに夕食を食べに行くことも少なくなかった。学んだばかりのセラピーを試させてもらうこともあった(のちにそれが功を奏して(?)彼女はわたしのクライアントのひとりになってくれた)他にも色々あったが、これは彼女のために伏せておくこととする。
彼女は海外旅行も好きで、仕事をフリーランスに切り替えて京都に戻ってきてから語学留学にも行っていた。自分で決め、自分で道を切り開いていくその努力はいつも眩しいほどだった。
南米やらに行ってみたいとかで、最近の彼女はそれを目標にして生きていた。でも悲しいことに、彼女は突然この世を去ってしまった。
わたしは彼女が去ってしまったことによって、夢や目標があっても、前の日まで元気に笑っていたとしても、明日が来る保証は誰にも、どこにもないんだということを痛感した。テレビのいたましいニュースで遠くから見るのとは違う、とても近いものとして死を認識した。
『死』とはなにか、と言われると、わたしにとって死とは喪失である。ぽっかり空いてしまった穴はきっとまだまだ埋まることはなく、ひょっとすると一生あいたままかもしれない。まだふとしたときに「そういえば来週って彼女の予定どうだったかな」と思うこともある。数年はこんな調子なのかもしれない。現に、彼女が亡くなる4日前に「来週会おうね」というやりとりをしていたので。
最近でいえば、Queenの映画「Bohemian Rhapsody」の爆音上映のチケット取ったけど仕事で行けなさそうだから行かない? と言われて、二つ返事で譲ってもらい、見事にQueenにハマった。「早くチケット取り直して観に行ってきて!」と興奮のままメッセージを送り、彼女が観に行ったあと、ふたりでしばらくQueenの話ばかりしていた。やりとりの内容があまりにもくだらなく、そこも含めて彼女は最高だった。
セラピストとしても彼女に関わっていた身として(近頃は彼女が忙しく、あまりしていなかったとはいえ)、己の無力さに打ちひしがれたりもした。それと同時に、セラピーはあくまで補助的なものであって、結局日々の食や睡眠や、その他もろもろ生活全てがものをいうんだろうということも痛感した(といっても、彼女は相当気をつけていたが)。
もっとああしていれば、こうしていれば何かが違ったかもしれない、というのは多分誰しもが思うことだと思うけれど、ここ一ヶ月の間、アナフィラキシーショックから始まり彼女の喪失を経験したわたしを随分人間らしく戻してくれたのもまたセラピーだった。これには二重の意味で救われた。
健康なときは気付きにくいが、弱っているところにFRやエッセンシャルオイルはやっぱり『効果 は 抜群 だ!』なのである。Scintiller(いつもお世話になりまくっているサロン)のオーナーみっちゃんに回復へのとっかかりを作ってもらい、そのとっかかりを頼りに自宅で(外に出られる状態じゃなくなったときがあったので)ゾンビになりながらセルフFRやディエンチャンの6リンパを施し、わたしは心身ともにかなり回復した。とても有り難くて、心の中で10回くらいロネ(FR創始者)に感謝した(笑)
回復途中にあるからこそ言えるが、実はつい2週間前までひどいパニック発作に悩まされていた。
胸に広がる不安感や動悸、血圧下降、不眠など、まさかわたしが!!?ということになっていたのである。今はもうほとんどそんな症状もない。FR様様である。
ついでにいうと、魚介類も口にできなくなっているのですが(これはアナフィラキシったことで脳がバグっているようで、食べるとパニックに繋がる)昨日はアナゴを一切れ食べることに成功。これは時間をかけて我が脳みそ(バグり気味)に「大丈夫だよ〜ん」と言い聞かせていく他ないので、それまでは肉と米と野菜で生きていこうと思っている。
それはそうと、パニック発作を起こしてみて、なるほどこういう風にしんどいのか、これはとても辛いだろうな、というのを身を以て知れたので個人的には良い勉強にもなった。転んでもただでは起きないな、と言われたが、まったくそのとおりだと思う。
そんなわけで、普通にセッションは承っておりますのでここにご報告いたします。
筋トレとおなじで、「続けてなんぼ」のFRだと思いますので皆さまも、HP0になる前にお越しいただければ嬉しいです(HP0からだとまずザオリクからしないといけないので)(ザオリクがわからない人はググってね)。
彼女がいない人生はとても寂しい。でもわたしは彼女の分まで人生を謳歌するしか術を持たないな
▽ フェイシャルリフレクソロジーを主軸に、コスモアイ、ニューロフットリフレクソロジー、ディエン・チャン、エメットテクニック他を組み合わせ、その方に必要なことを必要なだけ
ほぼハンド、場合により凛波筆®︎でボディ・マインド・スピリットの調整を行います
IR認定フェイシャルリフレクソロジスト Megumi Inaga
“”Recreate/Re-create・休息する/再創造する””
Ankh441(アンク・ヨンヨンイチ)
ご予約・お問い合わせはこちら
うまく作動しない場合は、 ankh441@@gmail.com(@をひとつ消してどうぞ)からお願いします
場所:三条烏丸 ホリスティックサロン Scintiller(サンティエ)
営業時間:11:00-18:00(最終受付)不定休
0コメント